俺が購入したCDのレビュー・・・というより単なる感想です。過去に他のサイトに投稿したもののコピペを手始めに、徐々にアップしようと思っています。他のサイトのようにうまく書けませんが、ご容赦を・・・

 アーティスト名のアルファベット順に並べてます。

 点数は5点満点で、

・・・文句なしの名盤。ほぼ捨て曲なし!(98〜100)
・・・最高!年間TOP5級
(94〜97)
・・・大満足
(90〜93)
・・・満足
(85〜89)
・・・並
(80〜84)

----------------------------------------------------------------------------------------------
・・・イマイチ(76〜79)
・・・残念ながら、期待はずれでした(70〜75)
・・・ここまで低い点をつけることはまずないでしょう(〜69)

ってとこです。かなり大雑把ですが。




 A 



ドゥームスデイ・マシーン/アーク・エネミー
 
多くの人が待ちわびたであろう、日本で大人気のアークエネミーの6th。この系統のデスメタルは好きなんですよね、基本的には。でも、なぜか、アークエネミーはイマイチ俺にはピンと来ないんです。スピリチュアル・ベガーズもあまり好きではなくて、理由はわからないけど、俺はマイケル・アモットとの相性がよくないのかもしれませんね。
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フレイル・ワーズ・コラプス/アズ・アイ・レイ・ダイイング
 
一風変わったバンド名のアズ・アイ・レイ・ダイイングの1st。同じMAメタルだから、という先入観のせいかもしれませんが、音楽性はキルスイッチ・エンゲイジに似てますね。悪くはないのですが、飛びぬけていい曲も見当たらず、「可もなく、不可もなく」といったところです。
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シャドウズ・アー・セキュリティ/アズ・アイ・レイ・ダイイング
 
DOJOシリーズで来日を果たしたアズ・アイ・レイ・ダイイングの2nd。買おうかどうか迷ったまま、しばらく買わずにいたのですが、セイクラブでジェイさんの放送を聴いてそこそこ気に入ったのと、他のメンバーも絶賛していたので、1stとまとめて2枚買ってみました。前作と音楽的には同路線上にありますが、曲のレベルはずいぶん上がったように思います。1stよりもさらにキルスイッチ・エンゲイジに似てますね。ソイルワークインフレイムスなどが好きな人も聴いて損はないと思いますよ。前半の@ACなんかはかなりかっこいいですね。
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Atlantis/Atrocity
 
ドイツのAtrocityの新作。聴きやすいゴシック/デスメタルです。全体的にデス声(Leaves' EyesのVo.のLivさんの旦那様のAlexander君がこのバンドのVo.です)と、それに絡むヘタウマコーラスがなんともいえない味を出しているように思えます。前半@〜Dまでは俺の中でほぼ完璧です。CIchorが特にかっこよくて、一時期、放送でヘビーローテーションでした。シングルにもなったGCold Black Daysはイントロで「おっ!」と思わせるものの曲の出来としては中の上という感じだし、後半の楽曲が今ひとつなのと、インストの存在が余計だと思えましたが、素晴らしいアルバムです。
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サンライズ・イン・ザ・ドリームランド/アズラエル
 
小ティモもびっくりのハイトーンVo.のメロパワ系バンド。叫ぶ時の語尾のハイトーンビブラートもくどいとは感じず、個性として肯定的に受け止めることが出来ました。これが日本のバンドだというからびっくりです。DThe BetrayersでのVo.がマイケル・キスクに聴こえたり、バラードのEFantasiaの低音Vo.部分がジェフ・テイト風にどうしても聴こえてしまうんですが、彼らと比較されるのはこの手のVo.の宿命でしょうね。FLove's Lost In Timeは最初の10秒で悶絶の名曲だし、@Sunrise In The DreamlandAGates Beyond Realityもいい感じ。中間部分で若干間延びする曲もありますが、イントロでグッときたり、サビで唸らされたりで、ときめくことのないまま終わる曲がほとんどないのはすごいですね。陰陽座ともども、新世代の日本発メタルバンドとして一刻も早く世界の舞台で勝負して欲しいです。
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 C 



 The Dying Daylights/Charon
 
フィンランドのCharonの(たぶん)5th。2003年作。センテンストの解散をお嘆きのあなた、是非このバンドを聴いてください。はっきり言って、そっくりです。切ない・哀愁漂う楽曲のオンパレード。しびれます。特にHIn Trust Of No Oneが最高です。放送でかけたときも結構好評でした。センテンストのvo.のヴィレ・レイヒアラと、CharonJ.P.レパルオトポイズンブラックを結成したり、一緒にツアーもしているようなので、両バンドは仲がいいんでしょうね。最近、ラスマスとか、HIMなど、ある程度のキャリアのあるフィンランドのバンドが突然日本デビュー、という流れがありますが、その流れに乗ってCharon も日本デビューを果たして欲しいですね。
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Revolution/Crematry
 
ドイツのベテランデスメタルバンド、Crematryの最新作。基本的には非常に聴きやすいデスメタル。デジタル・キャッチ−などという言葉がしっくりくるのが他のデスメタルバンドとの違いだと思いますね。誤解を恐れずにいえば「デス声交じりのダンスミュージック」と言ってもおかしくはないような曲さえあります。CReign Of FearなんかはPet Shop Boysっぽく聴こえる、というとまだ聴いてない人は混乱するでしょうか。ソイルワーク系統の新しいバンドを捜し求めている人にもお勧めしたいバンドです。ABCEHJ、特にタイトルトラックのHRevolutionが大好きです。ヘビーローテーションで放送しました。
 最近、俺の放送を聴いたあとにそのCDを買い求めている人が少しずつ増えてきているのですが、その初めての経験をしたのがこの作品でした。そういう意味でも思い出の一枚ですね。
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 D  



ジ・アート・オブ・ダイイング/デス・エンジェル

 
最近珍しいほどの「正統派スラッシュ」の作品を引っさげてあのデスエンジェルが何と14年ぶりにカムバックしました(名前を変えて活動をしていた時期もありましたが)!!
 
@のイントロから「来たーっ。これだよこれ!」って感じ。長期充電中のミュージックシーンの変化にとらわれず、80年代から90年代の前半の空気を感じる曲構成にオールドファンは必ずや涙するでしょう。
 
メタリカで言えば「Kill'em all」、テスタメントで言うと「Practicewhat you preach 」を思い起こさせる適度に荒々しい音も魅力的です。
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フラグメンツ・オブ・D−ジェネレイション/ディサルモニア・ムンディ

 本作のVo.をソイルワークビョーン“スピード”ストリッドがつとめていることからソイルワークの作品との比較が気になるところ。結論から言うと、「Figure Number Five」「Natural Born Chaos」よりも「A Predator's Portrait」が好き!という方にお勧めできる内容だと思います。買った当初はあまり気に入ってなかったんですが、最近聴きなおしたら結構良かったです。
 次作では是非専任Vo.を迎えて
ソイルワークを凌ぐ作品を発表して欲しいですね。
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ソニックファイアーストーム/ドラゴンフォース
 大好評を博した1stから1年も経ずに発表された多国籍バンド・ドラゴンフォースの2nd。こんなに短いスパンで「あの」名作1stを凌ぐ作品が出来上がるのか?一抹の不安を感じながら聴き始めました。スピードに対する拘りはいわゆる「メロスピ」バンドの中でも群を抜く彼ら。ただ、このタイプの楽曲には不必要なほどに速く、ちょっと音を詰め込み過ぎでせわしない、もう少し「間」があれば・・・というのが第一印象。
 しかしメロディセンスのよさは相変わらずですね。当初感じていた速さに対する違和感も徐々に払拭され、聴き込むにつれ赤丸急上昇、個人的には
2004年度のNo.1。この系統では頭一つ抜きん出た、とは言い過ぎでしょうか。1stと比較すると、音質の向上、ジャケットのかっこよさなど多少洗練されてきた印象を受けるものの、まだまだB級臭さが抜けきれない。それもまた彼らの魅力です。
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 E 



ヘルファイア・クラブ/エドガイ
 粗製濫造・飽和状態の感もあるメロパワ系バンドの中で一際大きな光を放ち続けるエドガイの6th。メロパワ系が好きなメタラーはもちろん、普段はメロパワ系を聴かないメタラーにも高評価を受けるのではないかと思わせる素晴らしい作品に仕上がっている。
 特に
@〜Dまでの前半は圧巻。特にBI Don't Need A Hero!リピートしまくりで先に進めないくらいかっこいいです。今年のライブで、このBを演らなかったのがかなりショックでした・・・トビアス・サメットの演歌チックな歌唱にも磨きがかかり非常に魅力的。
 ハロウィンチルドレンの中では現時点では
ソナタアークティカエドガイが双璧かな?
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ザ・ファントム・アゴニー/エピカ

 
ナイトウィッシュをよりドラマティックにし、若干メタル色を弱めた作風は、フィメールゴシックメタル愛好者のつぼを刺激すること請け合いで、各曲の完成度は高い。なかなか素晴らしいです。 
 ただ、オペラティックな歌唱のVo.(レコーディング時は若冠18才!)が、若さゆえの未熟さを感じさせるというか、大根役者の台詞の棒読みのようなたどたどしさを感じさせるのが現時点での弱みでしょうか。
 彼女の声質がこのバンドの楽曲に合っていることは確かだと思うので、決してVo.の変更などせず、次作では成長した彼女のVo.で
エピカの壮大な音世界にどっぷりとのめりこみたいです。Vo.の成長に期待して、今回はこの点数で。
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コンサイン・トゥ・オブリビオン/エピカ
 
オランダのエピカの2nd。Vo.は期待通りに成長してくれましたねえ。ただ、楽曲のレベルは前作に軍配が。±0で点数は前作と変わらず、です。EForce OfThe ShoreJのタイトルトラックが出色の出来ですね。どちらもデスボイス挿入曲です。前作も今作もデスボイス入りの曲の方が俺にはピンと来ます。彼らとしても自信のナンバーにデスボイスを入れているのか、俺が単なるデスボイス好きなだけなのかはわかりませんが。このEJの路線を推し進めれば、第二のHAGGARDになれるのですが・・・なりたくないでしょうね、たぶん(笑)
 
ロイ・カーン参加で話題のHTrois Viergesもまったりしていて、本作品のハイライトと呼べるほどの曲でないのもまた歯がゆいところです。
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G 



オーディナリー・ジャスト・ウォント・ドゥ/グランド・イリュージョン
 
良く言えば、超名作「インテュイション」の頃のTNTを思い起こさせるなかなか爽やかなメロディアスハード。ポールギルバートのソロ、ネルソン、(1st・2ndの頃の)ファイヤーハウス、最近ではアクイラプライドといったところと共通点があるかな?
 重厚なハーモニーがひたすら続くが、決して甘ったるいわけではないのは引き締まったギタープレイのおかげでしょう。
 よくできた作品だとは思いますが、むしろ、よくできすぎ、というか、どの曲もあまりに平均的。キラーチューンがない分、若干物足りなさも感じてしまいました。っていうのは酷ですかねえ。
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H 



Eppur Si Muove/Haggard
 ドイツのオペラチック・フィメールゴシック・デス、と表現すればいいのでしょうか。とにかくいろんな枕詞がつきそうな
Haggardの4th。去年であった数々のゴシックメタルのバンドの中でもこのバンドとの出会いは最大の衝撃だったかもしれません。ギター・ベース・ドラム以外に使用している楽器がヴァイオリン、ヴィオラ、オーボエ、クラリネット、フルート、ティンパニーと多彩な計17人組(笑)。
 クラシカルなパートはかなり本格的。多彩な楽器のアンサンブルが本当に心地いいですね。そして、オペラティックなフィメールボイスとクラシカルな男声クリーンボイス(詳しくないのですが、こういう声をアルトとかテノールとか言うのでしょうか?)と地を這うようなデス声の見事なコラボレーション。いろんなことをやっているのに全く散漫な印象を受けません。デスメタルとクラシックが完璧に融合された摩訶不思議な世界がここにあります。参りました。特に
BのPer Aspera Ad Astra。俺にとってゴシックの理想形の一つです。
 17人組のバンドということで、いったいどんなライブパフォーマンスを繰り広げるのだろう、と興味津々だと思いますが、ライブDVD付き(注:PAL方式)と、付いていない通常盤の2種類あるので、興味のある方はぜひ前者を買いましょう。フルートを吹いているのが綺麗なおねえさんかと勝手に想像していたのにハゲおやじだったり(笑)、前列でVo.G.が長髪を振り乱してヘドバンしてる後ろで「8時だよ!全員集合」の合唱団のコーナーばりの白い制服を着たコーラス隊が所狭しと並んでいたりで結構笑えますよ。
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And Love Said No: The Greatest Hits 1997-2004/HIM
 日本デビュー前にサマソニで来日決定!という離れ業をやってのけたフィンランドのメランコリック・ゴシッカー
HIMのベストアルバム。北欧を始めとするヨーロッパではすでに大人気の彼らも、現時点では日本デビューしていない(秋に発売予定の新作で日本デビューするそうです。)ので、知る人ぞ知る、程度の存在ですが、なかなかかっこいいですよ。ナルシストであることがほぼまちがいないであろう、ヴィレ・ヴァロの「艶やかな」ヴォーカルが曲調にマッチしてます。哀愁漂う北欧ならではのロックで、ラスマスほどポップでなく、THE 69 EYESほど耽美的ではない、というところでしょうか。このアルバムの中では最もノリノリのERight Here In My ArmsHYour Sweet 666、逆に最もメランコリックなLClose To The Flameなど、ベストというだけあって佳曲揃いです。
 ちなみに、HIMというバンド名は「HIS INFERNAL MAJESTY」の略だそうです。
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I 



Dead Or Drreaming/Into Eternity
 カナダのInto Eternityの2nd。3rdをあまりにも気に入ったので遡って買ってみたのですが、3rdと同路線で安心して聴けました。
CUnholy(Fields Of The Dead)の出だしなんかもろにツボですね。
 それにしても現時点での彼らの知名度の低さ。3rdで大幅にグレードアップしたのならまだ納得もいくんですが、2ndの段階でこれだけのクオリティの作品をすでに発表しているのに、なぜ未だに認知度が低いのでしょうか。不思議です。俺の感性が特殊なのでしょうかね(笑)放送でかけた反応は全般的にすこぶるいいんですが。
 これからも微力ながら彼らの知名度アップに貢献したいですね。
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Buried In Oblivion/Into Eternity
 カナダの
Into Eternityの3rd。形容するならネオクラ・プログレ・デスという感じでしょうか。デスといってもメインはハイトーンボイスで、サビの部分でデス声が顔を出す程度なのでデスが苦手な人にも受け入れられやすいでしょう。バラードにおける伸びやかなハイトーンボイスはところどころピーター・セテラ(ex-シカゴ)を想起させます。ギターの音色もなかなか個性的で好きですね。ゴシックメタルの総本山、It's So Easyに私の2004年度ゴシックメタルベスト10を掲載いただいているのですが、本作品をNo.1に選出しました。彼らの作品は全て日本未発売なので知名度はかなり低いですが、日本のみならず世界的にブレイクするだけのポテンシャルは十分持っているバンドだと思います。
 なお、本作品発表後にVo.が脱退したとのこと。そのVo.が曲作りの中心人物でもあったのかは不明ですが、次作でもこのままの路線でがんばって欲しいです。
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 K 



ジ・エンド・オブ・ハートエイク/キルスイッチ・エンゲイジ
 名前だけは以前から知っていたキルスイッチエンゲイジ。てっきりメタルから縁遠い世界のバンドだと高をくくっていたが、ネットでたまたま目にしたCのPVを見て目が点に・・・「か、かっこよすぎる!!」
 敢えて例えるなら
ソイルワーク・ダメージプラン・インフレイムスらと同系統といえば良いでしょうか。「咆哮」と「クリーンボイス」のコントラストがとにかく絶妙なんです。
 
CKが特に最高!
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 L 



Loveloan/Leaves' Eyes
 
老舗ゴシックメタルバンド、Theater Of Tragedyを脱退したLivさんが新たに結成したLeaves' Eyesのデビューアルバム。これは噂にたがわぬ名盤ですね。フィメールゴシックにありがちな「けだるい」感じがなく、シャープな楽曲に終始していて初聴の時から飽きずに聴けてます。ほんのアクセント程度に挿入されているLiv さんの旦那さま、Alexander(Atrocity)のデス声も非常に効果的に聴こえます。特にBOcean's Wayにはしびれます。俺の好みでいうと、もっとこのAleXander君のデス声挿入曲が多くてもよかったんですが、十分今のままでも大好きです。前半にいい曲を集中させて後半息切れしたかのように急失速するアルバムが多いと感じている今日この頃ですが、FFor Amerieや本作品の最後の2曲HInto Your LightIReturn To Lifeはいずれも名曲です。まもなく(7月)新作「Vinland Saga」が発売予定で、先行シングルのPVをネットで見ましたが、いい曲でした。次作にも期待が持てそうです。
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コマリーズ/ラクナ・コイル
 イタリアの典型的フィメールゴシックバンド。アメリカでOZZ FESTに参加したことでじわじわ人気が上昇。このアルバムも25万枚以上売り上げたとか。2002年発売のこのアルバムがなぜか日本でも先々月(2005年4月)新発売になったようで、びっくりしました。知らぬ間に巷で
ラクナ・コイル人気が高まってるのでしょうか。
 あらゆるところで言われていますが、音楽性は
エバネッセンスに似てますね。日本ではエバネッセンスフォロワーと思われてしまう可能性が濃厚ですが、こちらのほうが先駆者なんですけどね。ギャザリングよりもロック、エバネッセンスほどポピュラーではない、といったところです。
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 M 




 
Vanitas/Macbeth
 イタリアの7人組フィメール・ゴシック・メタルバンド、
Macbethの2nd。本作品はゴシックメタルの名作として名前の出ることが多いのですが、俺はイマイチでした。下にも書きましたが、インスト部分がムダに長く感じられ、曲の世界に入り込めないまま最後の曲まで聴き終えた、という感じです。ACrepuscularia(Agony In Red Mirror)はドラマチックで好きです。
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Malae Artes/Macbeth
 イタリアの7人組フィメール・ゴシック・メタルバンド、
Macbethの新作(3rd)。2005年作。名作の誉れ高い前作「Vanitas」を聞いてあまり印象に残らなかったのですが、あまり期待しないまま、なんとなく買ってみました(笑)。あまり期待してなかったから、というだけではないと思いますが、結構気に入りましたね。前作よりは好きです。前作は7分超の長尺の曲が4曲もありますが、今回は1曲もなし。無駄な贅肉をそぎ落としたのも今作が気に入った理由かもしれませんね。お世辞にも「上手い」「男らしい」とはいえない男声Vo.がいい味を出してますし、伸びやかな女性Vo.もいい感じです。時折出てくるデスヴォイスもいいアクセントになってます。本作品のほうがVo.を活かしきっているように思えます。聴き込んだらもっと点数が上がりそうな気がしますね。
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 N 




ワンス/ナイトウィッシュ 
 
本国、フィンランドでは相当人気があるというナイトウィッシュの新作(4th)ですが、フィメールボイスのメタルを聴かず嫌いしていたこともあり、俺はこれがナイトウィッシュ初体験です。ドラマチックかつオペラチックなメタルで、例えるなら、「サラ・ブライトマン meets シンフォニーX」という感じでしょうか(←余計わかりにくいですね)。@Dark Chest Of WondersAWish I Had An Angelの出だし2曲はめちゃくちゃ強力です。
 この
ナイトウィッシュは今まで聴いたことのないタイプのメタルで、「私のメタル人生もまだまだ底が浅いな。」と、思い知らされた次第です。今年本格的にゴシックにはまっていく一つのきっかけになった作品です。
 彼らの過去の作品も揃えることに決めました。
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 O 



 
夢幻泡影/陰陽座 
 
メジャーデビュー3作目の今作は完全に彼らの個性を確立したといえる会心の作品だと思います。
 まるでアイアン・メイデンなイントロでハートをぎゅっと鷲掴みにされる
B睡(ねむり)を筆頭に、緩急を織り交ぜてまさに捨て曲なしの本当に素晴らしい作品です。瞬火のボーカリストとしての成長がこのハイクオリティーを支えているように思えますね 妖怪へヴィメタルというコンセプトや、所詮ジャパメタという偏見で、「聴かず嫌い」されがちな彼らですが、日本人として生まれて、メタル好きであるのなら、彼らの音楽に一度は触れないと損です。生意気ですが、そう断言させてください
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臥龍點睛陰陽座 
 大傑作、夢幻泡影
に続くメジャー第4作目。安定感抜群ですね。本当に安心して聴くことができるバンドです。でも、前作と比べるとどうしても見劣りしてしまいます。前作のレビューで瞬火のボーカリストとしての成長がこのハイクオリティーを支えているように思える」と書きましたが、今作では瞬火のボーカルを大々的にフィーチャーした曲が少ないのが今ひとつの原因のような。もちろん、黒猫のボーカルが嫌いなわけではないですよ。瞬火のボーカルが黒猫を引き立てるコーラス部隊的存在に落ち着いてしまっているのが少々物足りないだけです。あと、本来ハイライトとなるべき13分超の大作、I組曲「義経」〜夢魔炎上が今ひとつで・・・いろいろ文句ばっかり書きましたが、あまりに素晴らしかった前作を受けての作品ということで期待度が高すぎただけですね。実際、ACFHなんかは大好きですし。
 ヨーロッパツアーが決定した、というニュースも最近飛び込んできましたが、是非、世界で活躍して欲しいです。
 そうそう、
F月花のイントロって、MEGADETH の「HANGER 18」に似てませんか?
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Mabool/Orphaned Land
 
イスラエルのOrphaned Landの8年ぶりの3rdだそうです。まず、出身がイスラエルってだけでもそそりませんか?歌詞カードがアラビア語なのにもびっくりしましたね。当然と言えば当然なんですが(笑)。曲調を一言で表すならアラビアン・プログレ・デスという感じですね。BNorra El Norraは超お気に入りで昨年一番よく放送でかけたかもしれません。この曲だけでなく、全編に漂っているアラビアンな雰囲気が強烈に独自性を主張しています。前半に素晴らしい曲が多いのですが、後半に俺としては(前半と比較して)今ひとつの曲が多いのが残念です。前半4.5、後半4というところです。
 もともとフォーク的要素もあることから、アコースティック・ライブのボーナスCD(ライブの収録場所がテルアビブっていうのもまた驚きです。ニュースで見る限り、戦乱の続いている危なっかしい場所っぽいのに、メタルのライブなんかやってるんですね)もいい感じです。
OPETHのようにフォークオンリーのアルバムを作ってもいい仕事しそうですね。
 このアルバムを購入した後、すぐに全作品そろえたいと思ったのですが、ちょうどその時期にヤフオクで本作品以外の
Orphaned Land3枚が2000円で出品されていて、値上がりなく落札できました。いままでで一番いい買い物でした(笑)。
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 S 



ザ・フューネラル・アルバム/センテンスト
 
フィンランドのメランコリック・ゴシックメタルバンド、センテンストのラストアルバム(8th)。アルバム発表前に解散を宣言している、というのも珍しい話で・・・俺にとって、センテンストはフェイバレットバンドの一つ(前作は2003年のNo.1に選出しました)なだけに、複雑な気持ちで本作品に対峙しました。・・・やっぱりかっこいいじゃないですか。なんで解散するのだろう。しかも一度も来日しないまま。
 
解散するからなのか、前作よりも哀愁の度合いが高まったような気がしますね。「Crimzon」「The Cold White Light」が気に入った人なら、まちがいなく本作品も気に入るでしょう。
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プロフェシー/ソウルフライ
 メタルと民俗音楽の融合が彼らの基本スタンスであることを考えると、この作品における彼らの変化(進化)は予想範囲内と捉えることはできる。しかし、私にとっては今作におけるワールドミュージック的要素(レゲエや、フラメンコのようなスパニッシュギター)の導入は「???」。
 もちろん、冒頭の@Aを筆頭にGHなど、前3作同様、楽曲のクオリティは格段に高い。ただ、作品を発表するたびに年間ベスト5に入るほど俺のハートをわしづかみにしてきた
ソウルフライだけに、使いたくない言葉やけど、若干俺としては「期待はずれ」かな。
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アクツ・オブ・インサニティ/スピード/キル/ヘイト
 
G,B,Dsがオーバーキルのメンバーということで、伝統的な80年代スラッシュの音を予想して聴き始めたんですが、そういう雰囲気も感じるもののそれだけでなく、現代のモダンへヴィネスをうまく消化させていて、強力な作品に仕上がってます。現代風に感じるのはVo.のスタイルがパンテラのフィリップ・アンセルモを想起させるところによるのでしょうね。音楽のスタイルもどことなくパンテラっぽいところがそこここに感じられます。特に@は歌いまわし、曲調がパンテラそっくりで何か懐かしい感じがしました・・・Cなんかは初期メタリカっぽく聴こえたりして、オールドファンから若者まで幅広いそうに受け入れられる気がします。
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 トキシシティ(毒性)/システム・オブ・ア・ダウン
 
こちらはシステム・オブ・ア・ダウンの2nd。日本では知名度があまり高くなかった彼らですが、新作のメズマライズが日本でもかなり売れているようで、少なくとも俺の周りでは、過去の作品を聴いてみたい!という人が結構多いようです。で、メズマライズを気に入った人は次にこれを聴くといいと思います。個人的にはこちらのほうが好きですね。全世界で500万枚以上売れたそうです。@ADEFIはいずれも名曲だと思います。
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 メズマライズ/システム・オブ・ア・ダウン
 
今、ちょっとしたマイブームになっているシステム・オブ・ア・ダウンの最新作。4thかと思ったのですが、「STEAL THIS ALBUM!」は発売の経緯が経緯だけに本作は一応3rd扱いのようです。「個性」という言葉はこのバンドにこそ捧げたいですね。独自性の塊です。なんと表現したらいいんでしょうねえ、このバンドの音のことを。自分のボキャブラリーの貧困さを嘆きたくなります。ハードコアっぽくもあり、パンクっぽくもありメタリックな感じもありで、ごった煮的、何でもありか!と突っ込みたくなるんですが、散漫な印象を受けないのはすごいとしか言いようがないですね。ACFHIが特に好き。中でも、FViolent Pornographyは本当に最高!秋に発売予定の続編も今から楽しみです。絶対ライブは楽しそう。祈・来日!
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 R 



イントゥ/ザ・ラスマス
 
フィンランドのハードポップバンド、ザ・ラスマスの日本未発売の4thアルバム。日本デビューの5thアルバム「DEAD LETTERS」を思いっきり気に入り、昨年のライブにも行ったのですが、これまた素晴らしく、過去の作品も聴いてみようかな、と思った次第です。
 期待が大きすぎたのか、残念ながら「DEAD LETTERS」と比べて全体的に「小粒」な印象を受けました。象徴的なのが「DEAD LETTERS」日本盤のボーナストラックにも収録されていた
CF-F-F-Falling。アレンジが少し違うだけなのですが、ずいぶん印象が違います。断然「DEAD LETTERS」バージョンのほうが良いですね。そう考えると、全体的に小粒な印象を受ける本作品の楽曲群も、「DEAD LETTERS」的アレンジを施せば十分名曲に感じる、それだけのポテンシャルはあるのかもしれませんね。実際、ライブ参戦してからずいぶん日が経ってますが、ABulletHOne&Onlyは一度聴いて「ライブで聴いた曲だ」とすぐに思い出しました。曲を覚えるのにずいぶん時間がかかる俺にしては珍しいことなんです。やはり、耳に残るフレーズを作るのに長けているバンドなんでしょう。彼らのそのセンスと見事なアレンジが相俟って名作「DEAD LETTERS」が出来たんでしょう。
 どのサイトを見てもジャケットは↑のように黄色なのに、ネット通販で買った俺のCDはモノクロ。発売国によって色が違うのでしょうか。
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デッド・レターズ/ザ・ラスマス 
 
AIn The Shadowsをはじめ、まさに北欧哀愁ハードポップのオンパレード。湿り気のある、北欧ならではの音楽で、日本人好みの音だと思います。ボーナストラックに素晴らしい曲が多いのが不思議な感じがしますね。余計なお世話ですが、本編から数曲差し引いて、ボーナストラックの曲を加えたほうが引き締まったアルバムになったような気が。
 特に
JF-F-F-Falling!これは本当に素晴らしい。個人的には今年のベストチューン候補です。
 一通り聴いてみて思い浮かべたのは同じく北欧(デンマーク)から約10年前にデビューした
DIZZY MIZZ LIZZY。彼らからロックっぽさを若干マイナスした感じでしょうか。僕の感覚では、普段HR/HM を聴いている人よりも、普段ポップスを聴いている人のほうがすんなり受け入れられるような気がします。
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 T 



Nightbreed Of Macabria/Theatres Des Vampires
 イタリアの
ゴシック系バンドの7thだそうです。It's So Easyの2004年ベストのコーナーで本作品を選出している方がいて、名前が個性的なことからずっと頭の片隅に残っていたのですが、Columnnにも記載した Evilizedの閉店半額セールで見つけたので900円ぐらいで入手しました。これは掘り出し物でしたね。
 まず、最初に
@Welcome To Macabriaのイントロを聴いた時点でもうノックアウト寸前でした。とにかくかっこいいです。この後の展開を期待せずにはいられない抜群のイントロダクションです。バイオリン・デス声・ドラマティック・シンフォニック・女性Vo.・クワイアといったゴシックキーワードが全て含まれる作品ですね。クレイドル・オブ・フィルスに曲調もデス声も似ているHCarnival Dayがベストチューンです。去年聴いていれば2004年ゴシックベスト10に選出してたと思います。
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イントゥ・ザ・ナウ/テスラ
 
なんとも嬉しいテスラの復活アルバム。最近のモダンへヴィネス流行りの影響が感じられはするものの、土の香りの漂うテスラらしさが些かも失われていないことにまずは一安心。彼らの過去の作品では「グレイト レイディオ コントラバーシー」に最も近いアダルト オリエンテッド ハードロック(ジャケットの雰囲気も「グレイト〜」に似てますよね)といった趣です。
 HR/HMファンのみならず幅広い層にアピールする内容の好作であることは間違いないと思います。サイコティック・サパー以降のメタル然とした
テスラを求める向きには少々物足りないかもしれませんが。
 
エアロスミスMr.BIGをきっかけに洋楽ハードロックに目覚めた人たちにも是非聴いて欲しい。Vo.の声質はもちろん音楽性も近いですから!
 何でこんなに素晴らしい作品が日本未発売なのかなあ(注:レビュー記載時は日本未発でしたが、現在は発売されています)。
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TMG T/TMG
 普段ほとんど洋楽のHR/HMしか聞きませんが、参加メンバーに惹かれてこのCDを買いました。
 そんなに聴き込めてない状態での発言で失礼かもしれませんが、
@EFあたりは耳を引くものの、絶賛するほどの出来栄えではないと思います。
 
B'zは洋楽HR/HMからのパクリが多いということで、一部の(あるいは大部分の?)洋楽HR/HMファンから評判が悪いのは事実。しかし、個人的にはB'zには良い曲が多いと思うし、J-POPファンがHR/HMを聴き始めるきっかけのバンドにB'zがなってくれれば、と常々思っていました。そういう意味ではまさにこのTMGのほうがうってつけの存在。エリック・マーチンのVo.にしびれたのならMr.BIGの名作「LEAN INTO IT」やエアロスミスTESLAなんかも聴いて欲しいし、B'z以上に弾きまくりの松本氏のギターに惹かれたのなら、まずはVAN HALENのベストやイングヴェイの「THE SEVENTH SIGN」、なんかもお勧めですね。
 くどいようですが、これを聴いて「かっこいい!」と思ったJ-POPファンは、是非、HR/HMの世界に足を踏み入れて欲しいものです(っていっても、J-POPファンがこのサイトを見るとは思えないけどね・笑)。
 「TMGU」がもしあるなら、B'zの楽曲をエリック・マーチンが歌ってボーナストラックとして収録してもらえるとうれしいんですけど。無理でしょうが・・・
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 W 



The Silent Force/Within Temptation

 
フィメールゴシックメタルの大御所的存在といっても決して過言ではないオランダのWithin Temptationの3rd。第一印象は正直、「パッとしないアルバムだなあ」 というものでした。俺にとってこのタイプのバンド(例えば、ギャザリングとかラクナコイルとか)は何度も聴かないと理解できないことが多いんですが、本作品も例外ではありませんでした。何度か聴いているうちにドラマチックな楽曲群にはまりましたね。それでも、この曲調にこれだけの曲数は俺にはちょっと多いです。ACEHIKの6曲で十分満足です。Leaves'Eyesのように数曲でデス声をフィーチャーしてくれればアルバムの流れにメリハリができる気がして俺としてはうれしいんですが。
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 X 



Ravenheart/Xandria
 
ドイツのフィメールゴシックXandriaの2nd。ゴシック愛好家の中での評価が高いようですね。印象は「小粒なWithin Temptation」という感じです。タイトルトラックの@Ravenheartはいい曲だと思いますが、他の曲はほとんど印象に残りませんでした。淡白な文ですいません。以上です(笑)
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